お祝いに贈る花の選び方~やっぱり胡蝶蘭が一番人気?
各種お祝い事に花を贈る習慣は万国共通。それは日本も例外ではなく、人生の節目となる結婚祝い・出産祝い・昇進祝いなど、あらゆるシーンで花が贈られています。とはいえ、祝い花の種類は実にさまざま。「ギフト用の花選ぶ基準がわからない……」という方も多いのではないでしょうか?
花はお祝いギフトの定番である一方、選び方・贈り方がとても難しい1品。そこで今回は、さまざまな花が持つ意味合いから、贈る際の注意点まで詳しく解説していきます。今後、お祝いの品として花や観葉植物の購入を予定している方は、ぜひ参考にしてみてください。
■それぞれの花が持つ意味とは? お祝いギフトに最適なのはどの花?
まずは、各種祝い花が持つ意味について学んでいきましょう。それを知っておくと、お祝い事別に最適な花が選べるようになります。
・結婚のお祝いにぴったりな花は?
結婚祝いや、記念日の贈り物に合うのは「愛」に関する意味を持つ花。有名所でいえば「愛しています」という意味のある真っ赤なバラです。このほかにも、ケイトウには「色あせない愛」、キキョウには「永遠の愛」、ゴテチャには「変わらぬ愛」という意味があるので覚えておくようにしてください。また、家庭円満の意味を持つ花もおすすめです。「あなたを守る」というカランコエや、「許し合う心」といったラベンダーも人気があります。
・開店・開業祝いに合う花は?
お店やオフィスの開業・開店祝いには、新しいスタートを祝福する意味を持つ花がおすすめ。プリムラには「運命を開く」、スイートピーには「門出」、サザンカには「困難に打ち勝つ」という意味があり、開店・開業祝いの定番ギフトとなっています。
また、縁起がいい意味を持つ花もお祝い事に最適です。ドラセナには「開運」、ヤマブキは「金運」、フクジュソウには「幸せを招く」という、意味合いがありますのでお祝い事全般で贈ることができるでしょう。
・新築祝いに贈るのはどんな意味の花?
新築祝いにも、縁起がいいものや、家庭の円満を願う意味を持つ花がおすすめです。
モンステラには「うれしい便り」、イチゴ・ワイルドストロベリーには「幸福な家庭」、センニチコウには「不朽」という意味があります。余談ですが、「火事」を連想される赤い花は基本的に避けるべき。あまり気にしないという方が増えているものの、目上の人に贈るのであれば、失礼のないよう注意しましょう。
■胡蝶蘭はあらゆるお祝いで喜ばれる優等生
お祝いギフトに最適な花はいくつもあります。その中でも最も人気なのが胡蝶蘭です。日本では、お祝いの品の定番となっている胡蝶蘭ですが、なぜこれほどまでに支持を得ているのでしょうか? その理由をいくつかご紹介します。
・人々の目を惹く圧倒的な存在感
胡蝶蘭の特徴は、美しく、大きな花びらです。鉢植えの場合、全体のサイズ感も大きいことから人々の目を惹き、お祝いムードを一層盛り上げてくれます。その美しさと存在感が、贈り物として胡蝶蘭が選ばれる理由のひとつです。
・縁起物としても人気
日本をはじめとするアジア圏では、お祝いの席に縁起物が欠かせません。胡蝶蘭は「幸福が飛来する」という意味を持つ花で、古くから縁起物として愛され続けてきました。
・飾りやすい花の代表
「胡蝶蘭はデリケートで育てるのが大変」というイメージを抱いている方も多いのではないでしょうか? しかし、水やりは週に1回程度で十分。特別な手入れをしなくても、1ヶ月から三ヶ月は、美しい姿を鑑賞することができます。
また、花粉や匂いがほとんど出ないことから、飲食店でも好んで飾られています。幅広いシーンで喜ばれる花ですので、お祝いのギフト選びに迷った時は胡蝶蘭を選んでみてはいかがでしょうか?