【お祝い事別】胡蝶蘭を贈る際の相場について
身近な人に贈るギフトであっても、選び方を間違えるだけで失礼にあたるケースがあります。実際、「お祝いのギフト選びはとにかく難しい!」と感じている方は実に多く、その都度神経をつかって品々を吟味しているようです。
何を選べばいいのわからず、迷った場合は“定番”とされているものを贈るのが無難。そんなお祝いギフトの定番が胡蝶蘭です。時期を問わず購入できますし、あらゆるシーンで喜ばれるのも魅力となっています。
胡蝶蘭は、大きさや花の本数によって価格が大きく変動するもの。今回は、胡蝶蘭を贈る際の相場について、シーン別でご紹介します。適切な相場感を把握しておけば、ギフト選びに迷うこともなくなるのです。
■お祝い事別で胡蝶蘭の相場はこれほど違う!
それでは、お祝い事別で贈る胡蝶蘭の相場感をご紹介します。
・誕生日などの定期的なお祝い
まずは誕生日や記念日など、定期的に訪れるお祝いについて。友人や職場の同僚に贈る胡蝶蘭の相場は3,000円~5,000円程度となります。
また、両親や兄弟といった身内に贈るのであれば、5,000円~10,000円が相場です。ただし、還暦を含む長寿のお祝いも兼ねている場合、もう少し高価ものを選ぶとよいでしょう。
・結婚や出産祝い
人生の節目にあたる結婚や出産のお祝いにも胡蝶蘭がおすすめ。贈る相手が友人や職場の同僚であるならば、5,000円~10,000円の品がいいでしょう。相手との距離感が近い場合は、30,000円程度の大きな胡蝶蘭を友人と一緒に連名で贈るのも手です。さらに距離感の近い親戚には、15,000円~30,000円の品が妥当。兄弟・姉妹なら、50,000円以上となる7本立の胡蝶蘭を贈るケースさえあります。
・新築祝い
とても豪華で美しい胡蝶蘭は、新築住宅のインテリアに最適です。加えて、鉢植えにはその土地に「根付く」という意味もありますから、新築祝いにうってつけのギフトといえます。贈る相手が友人・同僚なら相場は10,000円程度。近い親戚でも30,000円程度を上限として選ぶとよいでしょう。
・開店・開業祝い
胡蝶蘭はお店やオフィスの開店・開業祝いにも贈られます。その場所を華やかに彩ってくれますし、縁起物という側面もありますので、とても喜ばれるギフトのひとつです。贈る相手が知人や友人の場合、相場は15,000~30,000円程度。30,000円ほどのサイズであれば十分に目を惹きますので、スペースの広いお店やオフィスでも問題ありません。
また、個人の立場で取引先や仕事関係者に贈るのであれば、30,000円以上の胡蝶蘭を選びたいところ。法人なら、50,000円以上の大きな鉢植えを贈ると好印象です。
■胡蝶蘭を選ぶ際に注意したい、相場以外のこと
胡蝶蘭は、お祝いの種類や相手との関係性によって相場が変動するため注意が必要です。また、そのほかにも胡蝶蘭選びで注意しなければならないポイントがいくつかあるのでご紹介します。
まずは、受け取る側が胡蝶蘭をどのような場所に飾るのかを考えてみましょう。自宅に飾るのであれば、大きな鉢植えの胡蝶蘭を選ぶと相手が置き場所に困ってしまうことがあります。特にアパートやマンションなどの集合住宅で暮らしている方に贈る場合は注意が必要です。
万が一、置き場所で困らせてしまう可能性があるのなら、できるだけコンパクトな鉢植えを選ぶようにしてください。その際、もし予算に余裕があるのならば、受け取っても困らない実用品や消耗品を添えるのもおすすめです。
胡蝶蘭はお祝いの定番であり、誰に贈っても喜ばれるギフト。だからこそ、しっかりと相手のことを思いやって、適切な相場感・サイズ感の胡蝶蘭を贈るようにしてください。今回ご紹介したように、シーン別で考えてみると、あなたが贈るべき一品がすぐにみつかるはずです。