退職祝いに贈る花束の相場と、低予算で豪華に見せるテクニック
社内から退職者が出るときには、退職祝いを贈るのが一般的です。花束を贈呈する会社も多いことでしょう。贈るシーンや選ぶ花によって予算は大きく変動します。予算が決まらないと、どんな花束を贈ったらいいのか迷うこともあるかもしれません。
そこで、退職祝いで花束を選ぶときの予算の目安や、最適な花選びのコツについてお伝えします。
目次
- 退職祝いに贈る花束の予算の目安
- 1-1.予算は1万~3万円が目安
- 1-2.花の相場
- 退職祝いに贈るおすすめの花束
- 2-1.祝い花として定番 胡蝶蘭
- 2-2.華やかさを演出できる バラとユリ
- 2-3.ポジティブな花言葉が魅力 ガーベラ
- 2-4. シンプルさと上品さが魅力 カサブランカ
- 退職祝いの花束を低予算で豪華に見せる3つのコツ
- 3-1.小さな花を入れる
- 3-2.新鮮な花を使う
- 3-3.シンプルなラッピングにする
- 退職祝いの花束を贈るときの注意点
- 4-1.アレルギーを確認する
- 4-2.メッセージカードを添える
- 4-3.紙袋を用意する
- 相場と注意点を押さえて花を選ぼう
1.退職祝いに贈る花束の予算の目安
退職祝いの予算とともに、花の予算(相場)も把握しましょう。そうすればどんな花を選べばいいのかがわかりやすくなり、花束選びがスムーズです。予算は1万~3万円が目安
退職祝いで花を贈るときには部署やグループで贈るのが一般的です。予算の相場は1万~3万円ほどが相場です。贈る側の人数にもよりますが、1人あたり500~3,000円くらいになるでしょう。花の相場
花の相場は種類によって大きく異なります。バラは100~1,000円、ガーベラは50~500円、オリエンタルリリーは200~5,000円くらいです。ここまで価格差がある理由は、花の「等級」が関係しており、投球に花の値段が決められるからです。もちろん、花を取り扱うお店によって値段のつけ方は異なります。2.退職祝いに贈るおすすめの花束
花にはたくさんの種類がありますが、その中でも退職祝いに向いている花を4つ紹介します。祝い花として定番 胡蝶蘭
胡蝶蘭はお祝いの花として定番なので、飾られているのを見たことがある人も多いでしょう。なぜ胡蝶蘭が選ばれるのか、4つの理由をご紹介します。理由1:花言葉の縁起がいい
胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」です。新しい門出を祝うのに最適な、素敵な花言葉ですね。贈るときに花言葉も一緒に伝えることで、お祝いの気持ちも伝えられます。
理由2:持ちが良く、長い間楽しめる
花の多くは数日~1週間ほどで元気がなくなるものです。ですが、胡蝶蘭の場合は2~3か月も楽しむことができます。手入れも簡単なので、贈る相手の方に負担をかけないこともポイントです。
理由3:香りや花粉が少ない
花束やフラワーギフトを贈るときに心配なのが、花の香りや花粉です。胡蝶蘭はいずれも少ないため、心配要素が少ないことは大きなメリットです。
理由4:定番の花だから
胡蝶蘭はその華やかさから、開店祝いや周年祝いなどのお祝いのシーンでよく選ばれています。定番のお花ですから、「胡蝶蘭を贈れば失敗しない」という安心感にもつながっているのでしょう。
華やかさを演出できる バラとユリ
バラとユリはどちらも華やかさと高級感があり、お祝いのシーンにとても適しています。これら2つを花束にするとボリューム感も演出できるので、退職祝いに贈れば喜ばれるでしょう。ポジティブな花言葉が魅力 ガーベラ
かわいらしいガーベラの花言葉は「希望」「前向き」「常に前進」と、前向きな言葉なのが魅力的です。一色のガーベラだけでまとめた花束も素敵ですし、何色か混ぜて彩りのある花束を作るのも華やいで喜ばれるでしょう。シンプルさと上品さが魅力 カサブランカ
ユリの一種であるカサブランカは、大輪なので花束にするととてもゴージャスです。胡蝶蘭と同じように、お祝いのシーンでよく選ばれる花です。白や黄色などのやさしい色を選ぶなら、グリーンをあわせると、より花の色が引き立たちます。3.退職祝いの花束を低予算で豪華に見せる3つのコツ
お祝いのシーンは華やかで立派な花束を贈りたいですね。ですが、どうしても予算が厳しいときもあることでしょう。そこで、あまり予算をかけなくても見栄えの良い立派な花束にまとめるコツをご紹介します。コツさえ押さえておけば、「小さい、少ない、寂しい」といった残念な花束になることはありません。3-1.小さな花を入れる
ユリなどの大きな花は比較的高価です。それだけを数多く集めて花束を作ると、予算オーバーになりかねません。そこで、カスミソウなどの小さくて華やかな花を間に入れることで、予算を抑えながら、花束を大きく見せることができます。カスミソウ以外にも小さな花はたくさんありますので、フラワーショップのスタッフに相談してみるといいです。3-2.新鮮な花を使う
どれだけ大きく華やかな花束でも、すぐに茶色になってしまっては残念ですよね。渡すだけでもお祝いの気持ちは伝わりますが、長く咲き続ける花の方が、贈られた方もうれしいでしょう。3-3.シンプルなラッピングにする
「花の本数を増やせないぶん、ラッピングを豪華にしよう」と考えるかもしれませんが、メインであるはずの花が目立たなくなったり、ラッピングの装飾が派手で全体の印象が安っぽくなったりと、逆効果になることがあります。「ラッピングはシンプルに」が王道です。そうすることで花の美しさ、華やかさが引き立ちます。
4.退職祝いの花束を贈るときの注意点
4-1.アレルギーを確認する
花の花粉によって鼻水や目の痒みなどの症状を引き起こす可能性もあります。いわゆる花粉症です。スギやヒノキの花粉症は有名ですが、それ以外でも特定の花に対してアレルギーをお持ちの方もいます。花束を贈る際には、アレルギーの心配がないか、それとなく確認しておくことが大事です。もし、相手の方のアレルギーがわからない場合は、花粉の少ない胡蝶蘭を選ぶと無難です。
4-2.メッセージカードを添える
ただ花束だけを贈るのではなく、メッセージカードを添えたほうがお祝いの気持ちがより伝わります。部署など複数人から贈るのであれば、色紙に寄せ書きするのもいいですね。4-3.紙袋を用意する
相手の方が花束を持ち帰るときのことを考えると、紙袋も用意する気配りが必要です。バスや電車通勤なら、花束をそのまま持ち歩くのは大変ですし、人目につくのが気になる方もいるかもしれません。お店に事前に相談することでたいてい紙袋を用意してもらうことができるので、確認のうえ、事前に準備しましょう。5.相場と注意点を押さえて花を選ぼう
せっかくのお祝いですから、相手の方に喜んでもらえる花束を贈りたいものです。華やかで見栄えの良い花束に仕上げること、相手の方が持ち帰る際に負担にならないよう気を配ることも大切です。「相手の方に喜んでいただきたい」という、お花を贈る際の最初の気持ちを大事にしながら、添えるメッセージやラッピング、予算を調整して、最高の花束を届けましょう。