退職祝いには花束が基本!男性にも喜ばれる花束を選ぶコツ
お世話になった上司が退職する…。そんなときには「花束を贈りたい」という話になることでしょう。ですが、花束といっても様々な種類や形、デザインがありますから、どんなものを贈ればいいのか、と悩みがちです。
そこで、女性だけでなく男性にも喜ばれる、退職祝いに最適な花束についてご紹介します。
贈る花束に悩んだら「胡蝶蘭」を!
胡蝶蘭は様々な場面で活躍し、贈られた側だけでなく贈る側にも満足感を与える、気品があり華やかな花です。胡蝶蘭には色の種類があり、シンプルなカラーを選ぶことで「男性にも喜ばれる花」として筆頭にあがるものになるでしょう。
ですが、花の色にはそれぞれ意味があることをご存知でしょうか? 胡蝶蘭の色それぞれに込められた意味を添えて、詳しく解説します。
白色
白い胡蝶蘭は「清純」や「純粋」といった、清らかなイメージを含んでいます。結婚式や新婚のお祝いとして用いられることが多い理由のひとつはここにあるのでしょう。
それだけではなく、白い胡蝶蘭はその見た目の品の良さから、ビジネスシーンのお祝いにも幅広く活躍しています。もし退職祝いに胡蝶蘭を贈るなら、気品が高くシンプルなデザインの白が最適です。
ピンク色
ピンク色の胡蝶蘭は「あなたを愛します」「親愛」という意味合いが込められています。ロマンティックな場面や、母の日などには最適なカラーです。
これらのイメージを考えて「退職祝いや男性に贈るには、あまりふさわしくないのでは?」と思う方もいるかもしれません。ただ、ピンクの胡蝶蘭は空間をふんわりとやさしく、明るく演出するものですので、ご家庭をもつ男性の方には贈りやすく、喜んでいただける花といえます。ご家族に、奥様にも贈るという気持ちを込めてピンクの胡蝶蘭を選ぶのも良いでしょう。
その他の色
胡蝶蘭には白やピンク以外にも赤や黄色、紫など様々な色があります。白やピンクにはさきほどお伝えしたような特別な意味が込められていますが、実はその他の色には、贈る際にこめる意味合いはとくにはないのです。
とはいえ、胡蝶蘭は「幸福が飛んでくる」という花言葉をもつ花ですから、白、ピンク以外の色の胡蝶蘭を選ぶとしても、相手の方に好意もともに届けたいという気持ちをこめられます。贈る相手の方が好きな色、その方ののイメージにあった色の胡蝶蘭を選ぶのも良いアイディアです。
胡蝶蘭以外でオススメの花束とは?
胡蝶蘭以外にも、男性への退職祝いに適した花束があります。それぞれの長所をまとめました。
ユリとバラ
ユリとバラの花束は、お祝いごとに定番な花束のひとつです。白いユリと、赤いバラをあわせた花束は高級感にあふれていて、受け取った方に華やかな、ゴージャスな気持ちをもたらします。
バラには本数によって意味があります。とくにおすすめの本数は「出会えたことに感謝」という意味をもつ”5本”です。
オレンジのバラ
オレンジのバラには「絆」や「信頼」という意味があります。「これからもあなたを信頼しています」という気持ちを込めて贈れば、相手の方との絆が将来も深まることを期待する気持ちがきっと伝わります。
白いバラ
「心からの尊敬」という意味が込められた白いバラは、お世話になった方、尊敬している方に贈る花としては最適です。白いバラの花束に、1本、あるいは数本の赤いバラを足すと、上品な華やかさを演出できます。
カサブランカ
「ユリの女王」とも呼ばれるカサブランカは、パッと開いた花びらが美しく、魅力的です。「祝福」という意味を持っているので、旅立ちの記念や特別な方への贈る花束として選ぶにはとくにおすすめです。
ひまわり
太陽のイメージがあるひまわりは、幼心を思い出させ、明るく、そしてやさしい気持ちを引き出します。ひまわりの花束を贈るなら、「輝き」や「素敵」という前向きな意味を持っている小輪のオレンジを選ぶことをおすすめします。
ただし注意してほしいポイントがあります。赤や紫のひまわりには悲観的な意味がこめられており、また花の色合いが深く落ち着きすぎる感があるので、贈り物の花束としては不向きかもしれません。
退職祝いの花束を選ぶとき、押さえたいポイント
予算や用途をお店にしっかり伝える
退職祝いに贈る花束の相場は5千~1万円です。数十人を超えるそれなりの大人数から贈る場合は1万~3万円を基準と考えてください。
花束をフラワーショップに注文する際には退職祝いであることをはっきり伝え、予算も遠慮せず伝えましょう。ちょっとした認識の違いでお祝いの目的にそぐわない花束に仕上がることのないよう、明確に伝えてください。
イメージを伝える
男性に贈る場合は、シックなデザインやカラーを選べば失敗はしません。ですが、その方の好きな色やスーツの趣味がわかっていれば、フラワーショップにそれも伝えてみましょう。ブーケの色やデザインにこだわりを持たせると、相手には思いのほかしっかりと伝わり、喜んでもらえる結果にもつながります。
大きさや形を考える
花束は大きさや形が多様です。希望する花や、必ず入れておきたい色を伝え、また持ち運びしやすい大きさに留めてもらうようお願いするのがポイントです。小さすぎると感謝の気持ちが小さいかのように誤解されるかもしれませんし、かといってあまりに大きすぎると、持ち帰る際の電車内や歩いているときに邪魔に感じ、相手の方がせっかく贈る花束を面倒に思うきっかけになりかねません。
なお、一般的に持ち運びしやすい花束の大きさは30~40cmといわれています。相手の方の通勤手段なども配慮しながら、大きさについてもフラワーショップと相談することをおすすめします。
新たな人生の門出を祝うために選びたいもの
「退職」という言葉は少し寂しい印象もありますが、相手の方にとっては新たな人生のステージの始まりも意味しますから、「祝福したい」という気持ちで花を選うことをおすすめします。
もし、どんな花を贈ればいいか迷ったときは、胡蝶蘭がおすすめです。お祝いごとの定番であり、最上のものを選んだという気持ちも伝わる花ですし、見た目の華やかさ、美しさも際立っています。とくに男性の場合は、白い胡蝶蘭を選ぶことをおすすめします。白い胡蝶蘭に込められた意味もそっと添えて贈れば、きっと喜んでいただけることでしょう。