女性への退職祝いにはお花を贈ろう 失敗しない選び方
そこで、退職祝いに贈る花選びのポイント、気をつけたい注意事項をわかりやすくご紹介します。
退職祝いに贈るのにおすすめの花3選
退職祝いに贈る花としておすすめなのは、胡蝶蘭、ユリ、バラの3つです。おすすめの理由を、それぞれの花言葉とともにお伝えします。
胡蝶蘭
胡蝶蘭は、お祝いに贈る花としてとくに人気の高い花です。その5つの理由をご説明しましょう。
■花言葉の縁起がいい
胡蝶蘭は「幸福が飛んでくる」というとても素敵な花言葉を持っています。どんなお祝いにも適しているところが、胡蝶蘭のシーンを選ばない理由でもあります。
■見た目が華やかで美しい
胡蝶蘭の花が咲くさまは、蝶が舞い踊るかのようで、とても華やかです。お部屋やベランダなどに置くだけで、その場が明るく華やぐのは間違いないでしょう。
■場所を選ばず飾りやすい
「花を贈るときには花粉や香りが心配…」という人もいるかもしれませんが、胡蝶蘭は花粉や香りが少ないため、飾る場所を選びません。そのため、病院や飲食店の開店祝いなどで贈る人も多いのです。
■長持ちするため観賞できる期間も長い
通常のフラワーギフトは数日から数週間程度しか楽しむことができません。ですが、胡蝶蘭は1~2か月もの長い間楽しめます。飾る場所によっては水やりも少なくて済みますので、贈る相手の方に負担を感じさせず、気配りも一緒に贈れるお花といえます。
■季節を問わずに贈れる
お祝いの定番とも言える胡蝶蘭は、1年を通して生産・出荷されています。そのため、いつでも手に入れられますから、急に贈ることが決まったとしても、いつでも選べる利便性はうれしいものです。
ユリ
濃いオレンジ色のユリ、姫百合の花言葉は「強いから美しい」です。これから新天地へと旅立ち、活躍する人に送るにはふさわしい言葉です。
また、大輪の花が特徴的なユリ、カサブランカには「祝賀」という花言葉があります。ユリの女王と呼ばれるほど華やかなカサブランカの中でも、ピンク色のものはその美しさから女性に贈る花束に向いています。
バラ
■ピンクのバラ
「感謝」「温かい心」などの花言葉を持ち、女性の上司に贈るのに向いています。女性に贈る花束では赤やピンクが定番ですから、ベーシックな花束を選びたいときにも適しています。
■オレンジのバラ
オレンジのバラは「絆」「信頼」「すこやか」などの花言葉を持ち、贈る相手を選ばない色です。花束の中に1本入れるだけでもぐっと明るい印象を与えるパワーを相手の方にも届けられます。
■白いバラ
「心からの尊敬」という花言葉を持つ白いバラは、上司へ感謝の気持ちを込めて贈るのにふさわしい色です。他のどんな色ともあわせやすく、2~3色追加して花束を作るとお互いの色が引き立ちます。
退職祝いに向かない花
退職祝いに向いている花言葉があるように、贈るのを避けたほうがよい花もあります。相手の方が「その色のその花がお好きだ」とわかっているとき以外に、間違って贈ることのないよう確認しておきましょう。
黄色いバラ
「嫉妬」という花言葉を持っているので、新しい環境へ一歩踏み出そうとしている相手に贈るのはふさわしくありません。
ダリア
ダリアは「感謝」という花言葉を持ち、一見贈り物に向いているように思えます。ですが実は、「裏切り」という良くない意味も持ち合わせているのです。贈るべきではない、とまでは言いませんが、贈るときには「感謝」の花言葉を添えて意思表示したほうがよいでしょう。
黄色のカーネーション
「嫉妬」や「軽蔑」、「愛情の揺らぎ」といった花言葉を持つ黄色のカーネーションは、花言葉を考えると贈るのにはふさわしくない花です。
退職祝いに贈る花を選ぶときのポイント
続いては、花を選ぶ際のポイントを押さえましょう。
花のスタイル
花を贈るにしても、そのスタイル(贈り方)によって印象は大きく異なります。相手に渡すシチュエーションなどを含めて、楽しみながら考えましょう。
【特徴】 バスケットや箱に生けられていて、器や生け方によって大きく印象が異なります。 【メリット】 自分で花を移し替える必要がなく、手入れも水をあげるだけなので簡単です。 ■花束 【特徴】 花の贈り物の中で最もポピュラーなのが花束です。片面から見える「ワンサイド」と、両面から見える「オールラウンド」があります。 【メリット】 ボリュームがあり、受け取った方は華やかな雰囲気になれます。 ■鉢植え 【特徴】 土に植えられているため根がついています。鉢植えの中には複数の種類が1つの鉢に植えられているものもあります。 【メリット】 受け取った後に長く楽しむことができて、自分の手で育てることも可能です。観葉植物の中にも花が咲く種類があるので、花が咲くたびに思い出がよみがえるでしょう。 贈る相手が電車やバス通勤の場合、あまりに大きな花束は持ち帰るのが大変なので避けましょう。胡蝶蘭などの鉢植えを贈りたい場合は、事前にフラワーショップに退職祝いであることとともに、「持ち帰りやすいサイズにしてほしい」と伝えましょう。傾きにくい、持ちやすい袋を用意してもらえることもあります。 どんな贈り物にも贈る際のマナーがあり、それは退職祝いでも同じです。相手に失礼にあたらないよう事前にマナーを確認しましょう。 胡蝶蘭などのフラワーギフトを贈る場合は、木札をつけるのが一般的です。これはビジネスマナーでもあるので、退職祝いで贈るときはとくに気をつけて守りたいポイントです。また、木札をつける場合、下記の項目も忘れずに記入しましょう。 ・お祝いの文言(「祝 定年御退職」や「御祝」など) ・贈る相手の名前 ・贈り主の名前
価格
退職祝いで花を贈る場合、相場は5千円~1万円ほど、会社の比較的大きな部署など、大人数から贈るのであれば1万~3万円くらいが相場です。ひとりあたり2~3千円くらいで考えると良いでしょう。
大きさ
退職祝いに花を贈るときのマナー
木札をつける
メッセージカードを添える
親しい間柄であれば、メッセージカードを添えて贈ることも可能です。木札よりも自分の言葉でお祝いの気持ちを伝えられるため、喜んでいただけるでしょう。
相手のことを考えて選ぼう
退職祝いの花を贈るときには、マナーをしっかり押さえながら、相手に喜んでいただけるものを選びたいものです。色や花言葉に注目して選ぶことで、お祝いの気持ちをよりしっかりと伝えられるでしょう。