結婚祝いに贈ると喜ばれる花とは?おさえるべき3つのポイント
結婚式には新郎新婦のたくさんの知人や友人がご祝儀を持って集まります。もちろん、あなたもご祝儀は用意していると思いますが、プラスアルファで何かお祝いの気持ちを表したいものです。みんなで楽しく食事に行ったりするのもいいですが、せっかくならお祝いの時にしか贈ることのできないお花をプレゼントしましょう。
贈る方も贈られる方も、みんなが幸せになれる花ギフト。今回はそんな結婚祝いの花ギフトの選び方を詳しくご紹介します。
結婚祝いにぴったりの花とは?
お花を贈る時は、シチュエーション別に配慮しなければいけないポイントがいくつかあります。例えば、病気のお見舞いの時には病院に「根付く」と縁起が悪いので鉢植えは避けます。結婚のお祝いでも同じように「壊れる」「割れる」は縁起が悪いので、一般的にガラスや陶器の鉢植えはNGです。オンラインショップのお花屋さんの『結婚祝い向け』のフラワーアレンジメントは、ほとんど木や紙で編んだバスケットが使われているのでどれを選んでも安心です。しかし、なかには届いてすぐ飾れるようガラスの花瓶付きのものも販売されています。花嫁本人から「花瓶付きの方が助かる」、と希望されない限りは安易に選ばない方がよいでしょう。
また、花には花言葉というものがあり、花の種類・色・本数などの組み合わせによって意味が変わることがあります。見た目が綺麗な花でも、必ずしもポジティブな花言葉とは限らないので、よく調べてから選びましょう。以下に、結婚祝い用のフラワーアレンジメントによく使われる花と花言葉をご紹介します。
結婚祝いに相応しい花と花言葉
胡蝶蘭:幸福が飛んでくる
すずらん:永遠、純粋
白いバラ:純潔、深い尊敬
かすみそう:清い心
ガーベラ:希望
デンファレ:お似合いの二人
結婚祝いには向かない花と花言葉
赤いバラ:あなたを愛しています
黄色いバラ:恋に飽きる、嫉妬
赤いシクラメン:嫉妬
赤いバラは恋人同士が贈る花として定着していますので、友人という立場から贈ると変に勘繰られてしまう可能性もあるのでおすすめしません。上記以外にも、お葬式に使うという風習上菊の花は避けた方がいいとされています。
Something Blue(何か青いもの)を取り入れる
西洋では、結婚式で花嫁が以下の4つのものを身につけると幸せになれるという言い伝えがあります。
1.Something Old(何か古いもの)
2.Something New(何か新しいもの)
3.Something Borrowed(何か借りたもの)
4.Something Blue(何か青いもの)
これをサムシングフォーと言いますが、この中のひとつ、『何か青いもの』をフラワーアレンジメントとして取り入れるのが最近の流行です。純潔を表す青は、聖母マリアのシンボルカラーとされており、花嫁にはぴったりの色です。
花屋さんで手に入りやすい青い花と花言葉
デルフィニウム:清明、高貴
ブルースター:幸福な愛、信じあう心
ヒヤシンス:変わらぬ愛情、誠実
バラ:夢叶う
フラワーアレンジメントの相場
花のギフトというのはお金をかけて、いくらでも豪華にすることができますので、花屋さんの商品ページを見ても商品はピンキリです。しかし、新郎新婦がお返しとして内祝いを贈ってくれることを考えると、高くても10000円程度にしておく方が気を遣わせずに済むでしょう。3,000円~5,000円くらいのアレンジでも華やかなものはたくさんありますので、予算が決まっている場合は、オンラインショップなどで値段から絞って探すのもひとつの方法です。
花を贈る時の注意点
花は自宅に届ける
「結婚のお祝いだから結婚式場に送るんだよね?」と、思っている人もなかにはいますが、できれば式場に届けるのはやめておきましょう。なぜなら、新郎新婦は結婚式のプランを立てる時に、会場付近の演出なども細かく考えている場合が多いからです。例えば、海が好きな二人が、海をイメージして白と青を中心にウェルカムスペースをデザインしているのに、あなたが赤やピンクの花を送りつけてしまったらムードが台無しです。さらに、結婚式が終わると新郎新婦は大量の荷物を抱えて帰ることになりますので、余計に荷物を増やされると困ってしまいます。
また、式場にはすでに豪華なフラワーアレンジメントが至るところにあり、花嫁も自分で選んだお気に入りのブーケを持っています。そこでちょっとした花をプレゼントしても、どうしても見劣りしてしまうという問題があります。「奮発したのにあんまり喜んでもらえなかった…」とがっかりする結果にならないように、お祝いの花は自宅に届けてあげましょう。
タイミングが鍵!
自宅に郵送する時に気をつけなければいけないのが、プレゼントするタイミングです。結婚式の準備というのはとても忙しく、直前になるとゆっくり睡眠すらとれないこともよくあります。逆に、結婚式が終わった後はそのままハネムーンに行って家をあけてしまうことも考えられます。ですので、結婚式より前に贈る場合は1週間前までに、後で贈る場合はハネムーンから帰ってきて落ち着いた頃を見計らって送りましょう。特に生花は楽しめる期間が短いため、スムーズに受け取ってもらえるよう事前に連絡しておきましょう。いつ受け取ってもらってもいいように、枯れないよう特殊加工を施したプリザーブドフラワーを贈るという手もありますが、人によっては処分に困るという人もいますので注意が必要です。
メッセージを添えよう
花を贈る時は、花だけでなく一言ちょっとしたメッセージを添えると喜んでもらえます。例えば、式の1週間前に贈る場合は「ご招待ありがとうございます。今から式がとても楽しみです」などと添えると式の準備で疲れた気持ちを癒してくれるでしょう。また、ハネムーンの後に贈る場合は「改めておめでとうございます。これからのお二人の新生活が幸せに充ち溢れますように。」と添えると、一息ついたところでゆっくりお花を楽しんでもらえるでしょう。 花が枯れると「せっかくお祝いに貰ったものを捨てるのは悲しい」と、思ってしまうものですが、メッセージカードがあれば思い出をとっておくことができるので嬉しいですね。
花のギフトはイメージ・タイミング・花言葉で選ぼう
いかがでしたか?結婚祝いの花を選ぶ時、「いくらぐらいのものがいいか?」「華やかに見える花の種類は?」というところを気にしていた人が多いと思います。ですが、値段や花の種類の重要度は低いことが分かりましたね。大切なのは、新郎新婦のイメージにあっていること、貰って嬉しいタイミングで贈ること、結婚に相応しい花言葉を選ぶこと、この3つです。逆にこの3つをおさえていない花の贈り物はいくらゴージャスで高価でも満足度は低くなってしまうでしょう。結婚というのは人生最大のイベントです。新郎新婦を心から祝福するために、あなたの気持ちをうまく代弁した素敵な花を贈りましょう。