もう悩まない!開店祝いのお返しの選び方とお礼状の書き方を知ろう

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
新しくお店をオープンした際は、周りの人から開店祝いをもらいます。お祝いをもらった場合はしっかりと感謝の気持ちを相手に伝えなければいけません。しかし、基本的にお返しは2~3週間以内に行ったほうがいいといわれているため、ゆっくりと何を贈ろうか考えている時間はあまりありません。

 

ここで今回は、開店祝いのお返しの選び方やマナー、感謝を伝える添え状の書き方などをまとめたので、お返しをどうしようか悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

開店祝いを貰った場合のお返し方法

開店祝いを貰った際のお返し方法は、基本的に二つのパターンに分かれます。お祝いをくれた人の数や関係性、開店したお店のタイプなどを見てお返しする方法を選びましょう。

お店に招待してパーティーをする

開店したお店が飲食系の場合は、お披露目パーティーなどを開いて招待をしましょう。基本的にはここでのおもてなしがお返しになります。また、より感謝の気持ちを伝えたい場合は、パーティーの最後に参加者に引き出物を渡してもいいでしょう。 パーティー

品物と添え状を贈る

お祝いをくれた人が遠くに住んでいたり、パーティーを開くことができないお店だったりした場合は、品物にお礼状を添えて開店から2~3週間以内に贈るようにしましょう。もし、忙しくて物が準備ができない場合は、最低でも「お礼状」を贈り感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

品物選びとのし書きの注意点やポイント

品物を選ぶときは、引き出物なのかお返しなのかで金額や選ぶタイプが変わります。そのため、お返しのパターンを選んだ後に品物をどれにするか考えるようにしましょう。

状況に応じた品物選びのポイントを押さえよう

【パーティーで渡す品物選びのポイント】

◎予算

2,000円~3,000円くらい

 

◎ポイント

・お店のクーポンやグッズなどをつけると良い

・持ち帰りやすい大きさの物を選びましょう

・実用性があるものを選ぼう(例)お店の優待券・タオルギフト・お菓子の詰め合わせ

 

チョコレート◎避けたほうがいい品物

・現金

・ライターやマッチ

・ハンカチ

・お茶

・持ち帰りにくい重い物

 

【品物とお礼状を贈る場合のポイント】

◎予算

頂いたお祝いの3割~5割ほど

 

◎ポイント

・予算にあわせてプランが選べるカタログギフトなどが選びやすい

・家族構成やライフスタイルにあわせたものを選ぼう

・縁起物などを選ぼう(例)カタログギフト・お菓子の詰め合わせ・商品券

 

◎避けたほうがいい品物

・現金

・ライターやマッチ

・ハンカチ

・お茶

・鞄や腕時計、万年筆(目上の方の場合)

のしの書き方は使い分ける

のしの書き方は、パーティーで渡す引き出物と、お礼状を添えて贈る物とで変わります。書き方を間違えないようにするために、どちらの書き方も把握しておきましょう。

 

・パーティーを開いて引き出物を渡す場合=表書き「内祝・記念品・粗品」

・お返しのみを贈る場合=表書き「開店内祝い・御礼・内祝」

 

のしはどちらも「紅白の蝶結び」のものを選びましょう。また、表書きの下には名前ではなく、社名か店名を入れるようにしてください。お返しをする際は、開店したばかりでパタパタしています。そのため、のしの表書きなど細やかな部分を間違えてしまう可能性があるので、慌てず一呼吸おきながら準備をするようにしましょう。

お礼状を書くときのポイント

お礼状は品物を贈る際に添えたり、直接お礼を言えない場合に贈ったりするものです。感謝の気持ちは品物だけではしっかりと伝えることができないので、お礼状を添えて伝えます。また、忙しくてお返しの品物を買いに行くことができなくても、お祝いを貰ってから1ヶ月以内にはお礼状だけでも送るのがマナーです。そのため、書き方や書く際のポイントを押さえておきましょう。

 

【お礼状の例文】

■前文

文章の始めは、季節にあわせた入り出しを書きましょう。友人などの身近な人へ贈る場合は、もう少しくだけた文章でも問題ありません。

(例)拝啓 ●●の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

 

■主文(例文)

この度は、《お店の名前》オープンに際し、お心のこもったお祝いをいただき、誠にありがとうございました。いただきましたお祝いは、大切に使わせていただきます。

おかげ様で、無事に《お店の名前》がオープンし順調にスタートを切る事ができました。これから更なる飛躍を目指しスタッフ一同力をあわせて頑張ってまいります。

今後ともご指導いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

なお、ほんのお気持ちばかりではございますが、内祝いを同封いたしましたので、お納めください。

 

■末文

文章の締めくくりに「結びの挨拶」「敬具」の2点を入れて締めましょう。

(例)末筆ながら皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます

 

【お礼状を書くポイント】

・お祝いへの感謝をつづり、贈り物の感想を具体的に書く

・お店の現状報告や、今後の抱負や目標を書く

・お返しの品物と一緒に添える場合は、品物に関する説明を軽く入れる

・相手の体調や現状を気にかける一文を入れる(お元気ですか?や体調には気をつけて等)

・「今後ともお付き合いをお願いします」と今後の付き合いに関する一文を入れる

・お店の宣伝などの文章は入れないようにする

 

全ての要素を入れる必要はありませんが、お返しを贈る人物にあわせた内容を上記の例文に含めながら書くと、より丁寧で感謝の気持ちが伝わりやすくなるため、ポイントとして押さえておきましょう。 お礼状

頂いたお祝いには感謝の気持ちを込めてお返しをしよう

開店祝いで頂く物は、贈り手が気持ちを込めて選んでくれた物です。そのため、お返しをする側もしっかりと感謝の気持ちを込めて返すことがマナーです。お店をオープンしたばかりで忙しい場合は、ネット通販のカタログギフトなどを活用すると、お祝いを頂いてから3週間以内には準備することができるのでオススメです。

 

カタログギフトを選ぶ際は、金額だけを見て選ぶのではなく、相手の趣味やライフスタイルにあったカタログを選ぶようにしましょう。 また、貰ったお祝いの数や予算などによって、選ぶお返しのタイプは変わりますが「お返しの方法や、品物を選ぶポイント、お礼状の書き方」を押さえておけば、どんな場面でも心のこもったお返しができるでしょう。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事