ビジネスシーンで異なる！胡蝶蘭の価格相場とおすすめの定番品とは
個人用で贈る小さな胡蝶蘭なら、10,000円～20,000円前後で済ませることができますが、取引先やお世話になった上司などに贈るとなるとそうはいきません。では、法人用ではどんな胡蝶蘭を選んで贈ったらいいのでしょうか？
どんな場面でいくらの胡蝶蘭を贈ったらいいのか困っているという方に、胡蝶蘭の種類や価格相場、ビジネスシーンにあわせた選び方を紹介します。贈る相手との関係性を考慮し、しっかりと気持ちを伝えることができるよう、上手に胡蝶蘭を選びましょう。
胡蝶蘭はビジネスシーンで定番の贈り物！
「幸福が飛んでくる」という意味の花言葉を持つ胡蝶蘭。とても縁起の良い花言葉ということで、さまざまなビジネスシーンで贈られることが多い花です。胡蝶蘭は、「花粉が少ない」「香りが控えめ」といった特徴があるため、飲食店や病院などにも喜ばれる贈り物といわれています。また胡蝶蘭は、さまざまな贈り先にあわせられるように、数多くの種類や大きさ、価格帯など幅広く展開されています。胡蝶蘭の価格は花の数や大きさ、本数で変化
胡蝶蘭は「花の数」「花の大きさ」「株の本数」で価格が変化します。例えば同じ色の胡蝶蘭であっても、花の数や大きさで価格が数万円も変わることがあるのです。花の数は、20輪、30輪というように違いがあり、量が増えるほど見栄えが豪華になります。花の大きさには、女性の手のひらほどの大輪や、握りこぶしほどの中輪、さらに小ぶりで小さなミディやミニなどのサイズがあります。株の本数にも3本立ち、5本立ち、10本立ちというように種類があり、本数が増えるほど横に広がりのある大きな胡蝶蘭の束になるのです。
一般的な3本立ちの胡蝶蘭は30,000円前後、さらに豪華に見える5本立ちなら50,000円前後というように、株の本数が多いほど価格は高くなります。また、品種や品質の違いでグレードが上がるため、珍しいものなら100,000円以上もすることもあるのです。定番色であるホワイトやピンクよりも、黄色や紫の方が高いという傾向もあります。
贈るビジネスシーンで異なる胡蝶蘭の選び方
先ほど説明したように、胡蝶蘭は花の数や大きさ、色の種類が豊富です。そのため、さまざまなビジネスシーンにあわせて種類を選ぶことができます。開業祝いや昇進祝いなど、シーン別に贈る胡蝶蘭とその価格相場を紹介するので参考にしてみてください。開業祝いに贈る胡蝶蘭
胡蝶蘭は、これから事業を始める方にとってピッタリの贈り物です。景気よく事業が進んでいくという意味を込めて、贈ることができます。一般的な取引先の場合、花の数が少なめでスッキリとした3本立ちの胡蝶蘭を贈るのが一般的で、相場は10,000円～30,000円程度です。付き合いが深い取引先なら、少し本数が増えた5本立ちや、花の数が多くボリューム感が強い3本立ちの胡蝶蘭をおすすめします。相場は30,000円～50,000円程度のものがよいでしょう。また、ラッピングの際は、火災を連想してしまう赤は避けるようにしてください。ピンクや紫などのラッピングが無難です。ラッピングは購入先の店舗におまかせするという方法もあるので、迷った方はお店の人に相談してみましょう。
昇進祝いに贈る胡蝶蘭
昇進祝いで贈られてきた胡蝶蘭の数が多ければ多いほど、信頼や人望が厚いということをアピールすることができます。そのため胡蝶蘭は、そのようなビジネスシーンでは特に喜ばれる贈り物の一つでもあります。一般的な取引先にはボリューム感の強い30,000円程度の3本立ち胡蝶蘭、付き合い深い取引先にはさらに本数が増えた35,000円程度の胡蝶蘭というように、取引先によって価格相場が異なります。このように、付き合いの程度にあわせて胡蝶蘭を選びましょう。また、自分の上司に贈る場合は25,000円程度、部下の場合は20,000円程度というように、自分と相手の関係性をみて胡蝶蘭を選ぶことをオススメします。
社長就任祝いに贈る胡蝶蘭
社長就任祝いで贈られた胡蝶蘭は、会社のエントランスや出入り口付近に飾られる場合がほとんどです。そのため、グレードの高い胡蝶蘭を選ぶことで、他社の胡蝶蘭に見劣りしないものを贈ることができます。一般的な取引先なら30,000円前後のボリュームのある3本立ち、付き合いの深い取引先なら35,000円前後の5本立ち胡蝶蘭を贈るとよいでしょう。さらに付き合いの深い取引先なら、ボリュームが多い100,000円前後の10本立ち胡蝶蘭を選んでみてください。
迷ったら定番の「ホワイト3本立ち」
3本立ちってどんなもの？
3本立ちの胡蝶蘭は、鉢植えに3つの株を寄せ植えしたものです。株の本数によって、3本立ち、5本立ちと呼び名が変わるのです。職人たちはこれらの胡蝶蘭がバランス良く見えるように、丁寧に寄せ木植えをしています。法人向けの定番胡蝶蘭
先ほどさまざまなビジネスシーン別にふさわしい胡蝶蘭を紹介しましたが、多くの方が選ぶ定番の胡蝶蘭があります。それは、「ホワイトの3本立ち胡蝶蘭」です。ホワイトならどんなシーンにもあいますし、周りの雰囲気も壊さないという理由で高い人気を得ています。法人向けは、花が大きい大輪や中輪で、花の数は35輪~40輪ほどのボリュームがあるものが多く選ばれており、価格相場は30,000円前後です。小さな店舗へ贈る際は、小さめのミディ胡蝶蘭がよく選ばれます。なぜなら、小さめの胡蝶蘭なら、見た目がスッキリしていて幅をとらないからです。相場は15,000円ほどなので、手軽に購入することもできます。
紅白カラーの赤リップも人気
また、ホワイトの胡蝶蘭に似た、赤リップという品種もあります。赤い口紅を塗ったように花の中心が赤く染まっている胡蝶蘭で、紅白のおめでたいカラーとして人気があります。贈る相手のことを考えて胡蝶蘭を選ぼう
胡蝶蘭の種類や価格相場、シーンにあわせた選び方を紹介しましたがいかがでしたか？胡蝶蘭はビジネスシーンで定番の贈り物とされていますが、贈る相手やシーンにあわせて種類や価格を選ばなくてはいけません。「花の数」「花の大きさ」「株の本数」で価格が異なるので、きちんと見た目にこだわって選ぶようにしましょう。花の数が多く、花のサイズが大きいほど、価格も見た目もボリュームがでてきます。また、株の本数が増えるほど横に広がりを持つため、さらに華やかな見た目になるのです。定番はホワイトの3本立ちですが、相手の立場や贈るシーンにあわせて花の数や大きさ、株の本数を変えることでピッタリの胡蝶蘭を選ぶことができます。ぜひ相手のことを考えながら、ピッタリの胡蝶蘭を選んでみてください。
