捨てるだけじゃない!お祝いでもらった胡蝶蘭を処分する方法
そこで「お祝いでもらった胡蝶蘭がオフィスにあるけれど、どう処分していいのか分からない」とお困りの方のために、ここでは胡蝶蘭の処分の仕方をいろいろな方法でご紹介します。手っ取り早く片づけたい方にも、捨てるのは何だか忍びないと感じている方にもおすすめです。
1.胡蝶蘭の処分方法とは?
「胡蝶蘭を処分したい」といっても、手放す方法はたくさんあります。枯れてしまったかまだ咲いているかで、5つの処分方法のなかから決めるとよいでしょう。■枯れてしまった場合
1.個人でごみとして捨てる
2.引取り業者に依頼する
■まだ咲いている(咲くかもしれない)場合
3.次の花が咲くようにメンテナンスする
4.買取りサービスを利用する
5.欲しい人に譲る
では、ここからはそれぞれの処分方法についてご説明していきましょう。
1-1.枯れてしまった場合
■鉢植えの中身を分別する胡蝶蘭自体の茎、葉っぱ、根っこはある程度小さく切りましょう。植え込み材として使われている水苔は水分を抜くためによく絞ります。これらは通常燃えるごみで出すことができます。 水苔ではなくバークチップという木の皮を砕いたものが使われていたり、鉢底に石を敷いていたりする場合もありますが、それらは地域の分別表に従って捨てましょう。
■植木鉢、支柱を分別する
胡蝶蘭は茎を支えるために針金やプラスチックの支柱がさしてあります。そのまま捨てるとかさばる上に何かに刺さったりすると危険なので、曲げるかペンチで切るなどしてコンパクトにまとめてから捨ててください。鉢植えの種類にはプラスチックや陶器がありますが、こちらもお住まいの地域の分別表に従いましょう。
1-2.引き取り業者に依頼するときの方法
企業が大きければ大きいほど、お祝いにもらう胡蝶蘭の数も多くなってしまいます。自分一人では処分しきれない、と思った時は業者に引取りを依頼するという手もあります。胡蝶蘭専門店だけでなく、普通の花屋さんでもサービスを実施しているところがありますのでお近くのお店に問い合わせてみましょう。業者には無料引取りと有料引取りの2種類のサービスがあり、それぞれ手順も異なるため、どちらが自分にあっているかよく検討してから依頼しましょう。
■無料引取り
宅配便の要領で胡蝶蘭をダンボールに梱包し業者に送ります。花を梱包すると聞くと難しそうですが、薄紙などで茎を保護し、鉢植え部分が動かないように緩衝材を詰めるだけなのでそれほど難しくはありません。配送料が自己負担ですが引取り料はかからないため、楽に安く手放したい人にはおすすめです。
■有料引取り
胡蝶蘭を保管しているオフィスや自宅まで引取りに来てもらう方法です。数は1つからでも引取り可能ですが、引き渡したあとの胡蝶蘭は業者のものになりますので「やっぱり返してほしい」「再販売はしないでほしい」などの希望は受け付けてもらえません。
また、法人か個人かによって一鉢あたりの引取り値段が変わり、法人では1000円~2000円、個人では2000円~3000円が相場のようです。少し値が張りますが、面倒な作業を全て丸投げできるので忙しい人や手間をかけたくない人にはぴったりです。
1-3.まだ花が咲いている(咲くかもしれない)場合
鉢植えの数が少なく、飾っておける場所があるのならメンテナンスをすることをおすすめします。病気などで枯れてしまった場合は難しいですが、お花が散ってしまっただけであればチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
二度咲きさせる手順は、花が全て散ったら支柱を外し、茎の節を下から数えて4節目または5節目で斜めにカットするだけです。よく切れるカッターで切り口を潰さないように切りましょう。株が元気な状態であれば室温20℃前後で管理して1カ月~2カ月で芽が出るでしょう。
(※開花の難しさは品種にもよりますので詳しくはお持ちの胡蝶蘭の品種にあわせた栽培方法をお調べください)
■買取りサービスを利用する
多くの胡蝶蘭をもらった場合、花が散るまでの間すべて飾っておく、というのもスペースの関係上難しいことがあります。そんな時は買取りサービスを利用しましょう。鮮度やつぼみの数、輪数によって買取り金額が変わるので、満開になる前の早い段階で買取ってもらうのが高額買取りのポイントです。
満開になってからだと値段はつきませんが、その場合も無料で引き取ってくれ、老人ホームなどに寄付してくれるそうです。「捨てるのはお祝いをくれた人に申し訳ないし、花も可哀そう…」と感じる方にはどのみち嬉しい結果が得られるのでおすすめのサービスです。
■フリーマーケットなどで売る・譲渡する
胡蝶蘭は芸術性が高くファンも多い花ですので、フリーマーケットで格安で手に入るなら欲しいという人も少なくありません。分別して捨てる手間を省きたい、誰かに可愛がってほしいという人はそのまま譲渡するのが一番の方法ではないでしょうか。
2.胡蝶蘭と気持ちよくお別れするためには
胡蝶蘭を手放すいくつかの方法についてご説明してきましたがいかがでしたか?お祝いでいただくお花というのはとても嬉しいものですが、花束ではなく鉢植えの場合、手入れや処分が大変なのも事実です。しかし、お花を贈ってくれた方の気持ちを思い、最後まで責任を持って丁寧に処分してあげることが贈り主やお花への感謝の気持ちを表す方法だといえます。自分で育てられない場合は人に譲るのも手ですし、捨てる場合でもまるごとゴミ袋に入れたりせずに、きちんと処理をしてお別れすると気持ちがいいものです。